サプリメントは、なぜ必要なのでしょうか? 食事のバランスにさえ気をつけていれば、サプリメントなど必要ない、と考える人もいることでしょう。
確かに、昔はサプリメントは必要なかったかもしれません。しかし現代では、サプリメントなしに必要な栄養素を完全に補うことが難しくなってきていると言われています。
化学肥料や農薬の大量使用によってやせ細った土地から、普段わたしたちが食べている野菜や果物は収穫されています。よって、見た目は昔の野菜と変わらなくても、実際は栄養価の低い食べ物を取らざるを得ません。
さらに、食材を加工(加熱・冷凍)することによって、必要な栄養素がより一層失われてしまっているのです。
穀物も、昔は精製されていない小麦や玄米などが食されていましたが、現在一般に出回っているほとんどは精製されたもので、精製の過程で多くの栄養成分がそぎ落とされてしまっています。
玄米や小麦粉の全粒粉などは、健康志向の人向けに、わずかに出回っているだけにすぎませんから、意識しなければ栄養成分が少なくなった穀物を食することになるでしょう。
このように、現代では食事から必要な栄養素をとるということが難しくなっていますから、それを補うためのサプリメントが必要となってくるのです。
サプリメントの歴史は1975年にさかのぼります。アメリカでは医療費の爆発的増大によって国家の財政が逼迫し、医療改革の必要性が叫ばれました。
それを受けて、1975年にアメリカ上院に栄養問題特別委員会という調査機関が設置され、莫大な費用を投じて調査・研究が行なわれたのです。
1977年、研究結果のレポート(マクガバンレポート)がまとめられましたが、そこでは、「様々な慢性病は、肉食中心の食生活によるもので、医薬品では治らない」「ビタミン、ミネラルの不足が目立つ」といったことなどが指摘されていました。
このレポート(マクガバンレポート)は当時のアメリカ国民に大変なショックを与え、同時にサプリメントに対する関心を高めるきっかけともなりました。
そして1994年、「栄養補助食品健康教育法(DSHEA法)」が成立したことにより、米国のサプリメントは世界に広く認知されることになったのです。
DSHEA法では、サプリメントは医薬品と食品の中間にある"栄養補助食品"と法的に定義づけられています。
上記の"栄養補助食品"は具体的には「ハーブ、ビタミン、ミネラル、アミノ酸などの栄養成分を1種類以上含む栄養補給のための製品」を指しています。